朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。そんな中、ある植物が教室の窓辺で見事な花を咲かせましたのでお知らせします。
私が、今朝、見たときはまだ蕾でした。日に日に大きくなる蕾に期待と不安が高まりました。3・4校時の授業が終わりかけたころ、ふと窓辺に目をやると、ゆらゆらとツルが揺れていました。近づいて見てみると、見事な、ちょっと毒々しい花が咲いていました。生徒は静かに授業を受け、窓も閉まっているため風がなく、蕾が割れた衝撃で揺れていたのだと思います。咲いたことに気づいてほしかったのかな?
さて、この花はパッションフルーツの花です。この花を見て、トケイソウかな?と思われた方は間違いではありません。パッションフルーツはトケイソウ科の植物ですので同じような花が咲きます。花を楽しむのがトケイソウ、大きな果実をつけて食べれてしまうのがパッションフルーツです。時計の長針と短針のような柱頭(めしべ)とヤク(おしべ)不思議な姿の花でじっと見てしまいます。
そうしていると、甘く、まったりとした、重厚な香りもします。見て楽しい、嗅いで気持ちがよく、食べて美味しいなんとすばらしい花なんでしょうか。生徒は花のにおいを嗅ぐと言うことが少ないのでしょう。見て、不思議そうな顔をしますがそこまでで、臭いは?と聞いてみると、「お!」「甘いにおい!」といってさらに不思議な表情を浮かべます。この花から、甘い香りがするって想像がつかなかったのでしょう。
次は、美味しい実をつけてくれることを期待して。