北海道檜山北高等学校
 

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2022/11/25

コロナ禍の見学旅行

| by hiyamakta_s
 見学旅行は11月1日(火)出発で4日(金)までの3泊4日でした。今年の見学旅行は3年ぶりの関西旅行で生徒はとても楽しみにしていましたが、残念ながら10月は感染者が昨年度のような減少傾向にあるとはいえず3年生も進路活動がある等、学級閉鎖等の措置になると行事が成り立たないため、全校生徒にはくれぐれも感染対策を怠ることがないよう呼びかけていました。生徒は見事それを果たしてくれ、2年次も無事見学旅行に出発することができましたが、出発と同時に校内では感染が1件の発生から次々と拡がってしまいました。結果としては、見学旅行出発で生徒の数を分散できたことは、拡がりを防ぐ効果にはなったと思います。しかし、見学旅行中1年次は学年閉鎖となり、見学旅行団の旅先では制限解除による旅行者の人混みからの感染が懸念されました。しかし、幸い旅行団には旅行中に感染発症者はおらず旅程に影響はありませんでしたが、帰還後に若干名の感染者が出ました。
 最終的に11月は感染者が十数名、濃厚接触者が二十数名に上り、中旬に感染者数のピークとなり、現在は感染者も濃厚接触者も若干名となっています。この間、迅速な情報提供とご家庭での感染対策の徹底にご協力いただいた皆様方に、感謝申し上げます。
 見学旅行の様子はトップページでご存じと思いますが、特にUSJが大混雑でした。食事場所も並んで相当待たなくてはならないし、近くにいた人はいつもの3倍いると言っていました。旅行前に韓国の人混み事故の話しもしたので、生徒も相当注意してくれたと思います。2日目の広島での被爆者体験講話はとても心に残る内容でした。語り部の方は爆心地のすぐ近くの学校にいたが、幸い命は取り留めた。ガラスの上を裸足で歩き母親にやっと会えたこと、病院に行っても診てもらえなかったこと、祖母を探す途中水をあげようとした人が亡くなりそこで怒られたことがトラウマとなりずっと人に伝えられなかったこと、などをお話しされ原爆の恐ろしさと世界平和を願う気持ちの大切さを、生徒はひしひしと感じていたようでした。生徒にとって発見や教訓が大いにある見学旅行だったと思います。
 さて、来月は今年度のキャリア教育の総まとめとなる「学習成果発表会」があります。まだまだ、感染は油断できませんが成功裏に終わらせたいと思います。引き続き感染対策にご協力をお願いします。
   (凄い人混みのUSJ)           (被爆者体講話)
17:40