北海道檜山北高等学校
 

検索

カウンタ

COUNTER1411938

 

校長日誌

校長日誌 >> 記事詳細

2022/08/10

感染改めて注意!夏季休業前の集会の話

| by hiyamakta_s
 夏季休業に入って20日目となりました。全国的に新型コロナウイルス感染拡大が拡がっています。檜山管内も感染者が沢山出ているなと思える状況が、何日も連続しています。本校でも6日より感染者が初めて複数名出ております。それぞれ独立した感染であり、幸い休業中で部活動以外での接触する機会は減っていますが、やはり時折油断している様子は見受けられます。特に食事の時のようにマスクを外す場面で、距離を十分とり会話を控える等を含め、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
 7月23日の全校集会は、「自分自身を知ろう!」という話をしました。この言葉自体はソクラテスはじめ、いろんな哲学や宗教にも出てくる程に大切そうな言葉なのですが、今回は社会と自分を結びつけるために自分自身を知ろうというテーマで話しをしました。USJの活性化に貢献された森岡毅さんが、就職で悩んでいる娘さんの為に書いた「苦しかったときの話しをしようか」という本の内容を話題にしながら進めました。
 森岡さんによると人には「なりたい自分」と自分の特徴や得意な所を含んでいる「なれる自分」があり、両者は一致しないこともある。森岡さん自体、マーケティングの仕事をしていたので、消費者がどんなものを望んでいるか理解できる感受性を磨こうとしたが同僚のようにはうまくいかず、結局自分の得意な数学の力を生かして仕事を成功させたという体験を持っていまいた。私は「仕事を自分に合わせる」と名言を残した、鮨職人の小野二郎氏の言葉を思い起こしました。実際の社会人としての仕事は「自分を仕事に合わせる」ことも多いと思いますが、「仕事を自分に合わせる」ことの中に人には真似のできない、自分の個性が光る社会にとっても価値あることが潜んでいるのではないでしょうか?
 最後に森岡さんは職業に着く中で(1)自分の特徴を理解する(2)それを活かす環境の選択をする(3)特徴を磨く努力をする、ことが大切なことでありこの3つは自分でコントロールできることだと述べていることについて触れました。
 本校はキャリア教育に力を入れています。自分の能力を発揮できる職業を選ぶことは大切という話しは、いつも先生方から色々な話しを聞いています。それらを振り返りながら、「なりたい自分」を考えることは大切であるが、「なれる自分」の価値も見直し、改めて社会の中での自分の生き方、在り方についてより自覚を高めていって欲しいと考え、このような話しとなりました。


12:09