北海道檜山北高等学校
 

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2022/05/31

地域の期待に応える学校を目指す

| by hiyamakta_s
 檜山北高校は旧北檜山高校と旧今金高校が統合してできた学校です。校舎の場所は丁度せたな・今金両町の中間で、住所がせたな町にある丹羽地区という所に立っています。以前はこの地区には、小学校も中学校もありましたが、少子化に伴いいずれも廃校となりました。かつてはガソリンスタンドやスーパーなどもありましたが、現在はお店らしいものといえば床屋さんとお豆腐屋さんが一つずつあるだけです。しかし、この地域は早くから開拓者が入ったところであり、地名はその時会津地方からの入植者の名前がついています。また、旧中学校跡地の近くには会津を忍んだ白虎隊の慰霊碑があります。校舎を南から臨めば後ろに狩場山がそびえ、北から臨めば遊楽部岳がそびえています。大変静かでフロンティアスピリットが大いに漲る土地に、檜山北高校の校舎は立っています。
 地元の中学校からの進学率としては、例年大体7割くらいが入学してくれていました。他の地域より高い進学率であり、恵まれている方だと思いますが、ここ数年大きく減少してしまうこともありました。
 学校の魅力化は当然のことながら、学校はやはり様々な意味で地域との交流が欠かせません。せっかく良い活動をしていても、交流がなければ伝わらないし、生徒が社会との結びつきを理解できなければ、将来社会で出遅れてしまいます。地域でどんな人材が求められているかということの実感も沸きません。
 その丹羽地区にある玉川公園で5月8日水仙まつりがあり、本校の吹奏楽生徒が演奏を披露してきました。コロナの影響で3年ぶりの開催でしたが、この地域にとっては楽しめる数少ない貴重なイベント。3年部長の増田君は挨拶で「地域の人に喜んでもらえる活動を続けます。」と頼もしい発言。今年大学を出て檜山北高に初任スタートした顧問の三上先生も「これからも地域密着のスタンスで頑張ります。」と両者嬉しい話しをしてくれました。
 実は吹奏楽部はこの4月に1年生が14名入部してくれて、3名から一気に17名となりました。当然ながら音の厚みは当時と比べると圧巻。3月には3名で年度末コンサートを開き、人数少なくても一生懸命に工夫して演奏会の形を作ってきました。しかし、楽器の種類は限られ、もっと人数を増やしたいというのが正直なところでした。14名といえば新入生55名中ほぼ4分の1、普通はあり得ない数の生徒が入部してくれました。諦めず交流活動を続けてきた甲斐あっての総勢といえるでしょう。会場には小中学生もいっぱい来ています。檜山北高に憧れている中学生もいるかもしれません。地域の人と交流しているといいことありますねえ!!

  (水仙まつりの様子5/8)         (年度末コンサート3/27)

11:07